「では、誰が。お父様ですか? 私が後継者として使い物にならないと判断した時のために」 父に後継として認められていたと思っていたが、現状をみるにそうではなかったのかもしれない。 「なんで、貴族のおじさまばかりと話している父に噂が操作できると思うの? 噂が好きなのは主に女。男女問わず人望があり、女たちが夢中になっている人がいるでしょうが⋯⋯」 私は答えがレナード様であることに気がついた。 確かに、彼と密着し耳元で囁かれたらそれを真実と思ってしまう。