照れ屋な大崎くんは私のことが好きすぎる。

 白いウエディングドレスに身を包んだ真帆ちゃんは、まるで映画の中のヒロインみたいだった。

 彼女のスタイルのよさを引き立てる上品なデザインのドレスに、繊細なレースの縁取りが施されたベール。ナチュラルに結い上げられた髪。

 華奢な肩も細い腰も綺麗な横顔も、儚(はかな)げで美しくて、まるで一輪の白い花のようだった。

 綺麗で、かわいくて、幸せそうに笑っていて……。その姿を見て、胸が締めつけられる。

 隣に立っていたのは、真帆ちゃんよりも少し年上に見える男性。

 その人は、タキシードがよく似合っていて堂々としていた。きっと仕事もできて、稼ぎもあるんだろう。

 豪華な式場。上品な飾りつけ。たくさんの出席者。

 なにもかも、自分にはまぶしすぎた。

 写真に写っている真帆ちゃんは、まるで手の届かない世界の人みたいだった。

 俺なんかじゃ、釣り合わない。そう痛感し、胸が苦しくなる。