ぼんやりとした懐かしさを覚え首をかしげたけれど、結局その既視感の理由を思い出せないまま、私は足を進めた。
翌日、母から『ご飯を食べにおいで』と誘われ仕事帰りに実家に行くと、六歳年下の弟の涼成が、リビングのソファで寝転がっていた。
「ただいま」
声をかけると、「お、姉ちゃんおかえりー」と寝転んだまま気の抜けた返事をする。
「相変わらずだらけてるね」
私の言葉に涼成は「今日も朝から忙しかったんだよ」と顔をしかめた。
弟は野菜や果物を取り扱う青果市場で働いている。たしかに朝が早く体力も使う、大変な仕事だ。
「真帆さん。お疲れ様」
そう言ってキッチンから出てきたのは、涼成の奥さんの美雪ちゃんだ。
「あ。美雪ちゃん、なにか手伝おうか?」
「ううん。もうほとんどできてるから、大丈夫だよ」
涼成と美雪ちゃんは高校時代からの同級生で、五年前に結婚しリフォームした実家で私の母と同居している。
翌日、母から『ご飯を食べにおいで』と誘われ仕事帰りに実家に行くと、六歳年下の弟の涼成が、リビングのソファで寝転がっていた。
「ただいま」
声をかけると、「お、姉ちゃんおかえりー」と寝転んだまま気の抜けた返事をする。
「相変わらずだらけてるね」
私の言葉に涼成は「今日も朝から忙しかったんだよ」と顔をしかめた。
弟は野菜や果物を取り扱う青果市場で働いている。たしかに朝が早く体力も使う、大変な仕事だ。
「真帆さん。お疲れ様」
そう言ってキッチンから出てきたのは、涼成の奥さんの美雪ちゃんだ。
「あ。美雪ちゃん、なにか手伝おうか?」
「ううん。もうほとんどできてるから、大丈夫だよ」
涼成と美雪ちゃんは高校時代からの同級生で、五年前に結婚しリフォームした実家で私の母と同居している。

