――危機感のないお前が悪い。自業自得だ。もっと考えて行動しろよ。人に迷惑をかけて恥ずかしくないのか。
元夫なら、そう言って私を責めるだろう。
海斗くんだって私の迂闊な行動を聞いて、あきれるにちがいない。
覚悟してぎゅっと目をつぶると、海斗くんが静かに言った。
「真帆ちゃんはなにも悪くない」
その言葉に目を開く。
おそるおそる顔を上げた私を、海斗くんはまっすぐに見ていた。
「家電を買うためにひとりで暮らしていることや住所を教えるのは普通のやりとりで、責められるのは接客で得た情報を悪用して付きまとったあの男のほうだ」
「で、でも、誤解されないように気を付けなかった私が悪くて」
「自分があの店員に同じ会話をしたって、こんなふうに危険な目に遭ったりしない。なんの非もないのに女性だけが警戒しないといけないのは理不尽だし、自衛の義務を被害者に押しつけるのは間違ってる」
元夫なら、そう言って私を責めるだろう。
海斗くんだって私の迂闊な行動を聞いて、あきれるにちがいない。
覚悟してぎゅっと目をつぶると、海斗くんが静かに言った。
「真帆ちゃんはなにも悪くない」
その言葉に目を開く。
おそるおそる顔を上げた私を、海斗くんはまっすぐに見ていた。
「家電を買うためにひとりで暮らしていることや住所を教えるのは普通のやりとりで、責められるのは接客で得た情報を悪用して付きまとったあの男のほうだ」
「で、でも、誤解されないように気を付けなかった私が悪くて」
「自分があの店員に同じ会話をしたって、こんなふうに危険な目に遭ったりしない。なんの非もないのに女性だけが警戒しないといけないのは理不尽だし、自衛の義務を被害者に押しつけるのは間違ってる」

