照れ屋な大崎くんは私のことが好きすぎる。

「そうなんだけど、コインランドリーでなんとかなるしって思ってるうちに、つい先延ばしに……」
「姉ちゃんって他人にはうざいくらいお節介なのに、自分のことになるとほんといい加減でずぼらだよな」
「うるさいなぁ」

 涼成と口げんかをしていると、母が「国道沿いに新しい家電量販店ができたわよ」と教えてくれる。

 話題が変わったことにほっとしつつ、「じゃあ、休みの日に行ってみようかな」とうなずいた。



 



 次の週末。

 母から教えてもらった家電量販店に行ってみたけれど、結局洗濯機は買わなかった。

 明るく広々とした店内にはいろんなタイプの洗濯機がありすぎて、どれがいいのかわからず首をかしげる。そんな私に店員の男性が声をかけてくれた。

『ひとり暮らしを始めたんですけど、まだ洗濯機がなくて……』と事情を話すと、店員さんはうなずき、『でしたら、このあたりが人気ですよ』とおすすめの機種を教えてくれた。