「言っておいて、できなかったらカッコ悪いから」
「かっこ悪いって…」
「男ってカッコつけたい生き物なんだ。特に気のある女性に対しては」
今とんでもないことをさらりと言われたような。
聞き返す勇気がない明日美である。
そもそもここは、社内の打ち合わせスペースで、今は二人とも勤務中だ。桃色の雰囲気に流されそうになる自分を、ぐっと押しとどめる。
「その話は、業務時間外にお願いします」
精一杯の余裕をよそおって微笑んでみせた。
「かっこ悪いって…」
「男ってカッコつけたい生き物なんだ。特に気のある女性に対しては」
今とんでもないことをさらりと言われたような。
聞き返す勇気がない明日美である。
そもそもここは、社内の打ち合わせスペースで、今は二人とも勤務中だ。桃色の雰囲気に流されそうになる自分を、ぐっと押しとどめる。
「その話は、業務時間外にお願いします」
精一杯の余裕をよそおって微笑んでみせた。


![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)
![he said , she said[1話のみ]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1740766-thumb.jpg?t=20250404023546)