「すごいスパイスの香りですね」
「ですよね、俺も最初はびっくりしました」
言いながら聡がメニューを広げる。
見慣れない単語が並んでいて、いまいち想像がつかなかった。
「えっと、おすすめってありますか?」
「辛いやつは手加減なしで辛いです、美味いけど。橘さん、辛いの得意ですか?」
「あまり得意では…」
「ならマイルドなやつと組み合わせるのがいいかな。付け合わせはこのヴェラッパムっていうパンとココナッツライスと、どちらもおすすめです」
「たぶん食べるの初めてです」
「南インドの料理らしいですよ。俺も詳しいわけじゃないんですけど」
「インドも広いですもんね」
ナンだけじゃないということか。
辛いというマトンカレーと、マイルドなトマトとオクラのカレー、それにヴェラッパムとココナッツライスを一皿ずつ頼んだ。
飲み物はオーソドックスにラッシーだ。
聡がマダムに注文を伝える。
「ですよね、俺も最初はびっくりしました」
言いながら聡がメニューを広げる。
見慣れない単語が並んでいて、いまいち想像がつかなかった。
「えっと、おすすめってありますか?」
「辛いやつは手加減なしで辛いです、美味いけど。橘さん、辛いの得意ですか?」
「あまり得意では…」
「ならマイルドなやつと組み合わせるのがいいかな。付け合わせはこのヴェラッパムっていうパンとココナッツライスと、どちらもおすすめです」
「たぶん食べるの初めてです」
「南インドの料理らしいですよ。俺も詳しいわけじゃないんですけど」
「インドも広いですもんね」
ナンだけじゃないということか。
辛いというマトンカレーと、マイルドなトマトとオクラのカレー、それにヴェラッパムとココナッツライスを一皿ずつ頼んだ。
飲み物はオーソドックスにラッシーだ。
聡がマダムに注文を伝える。


![he said , she said[完結編]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1737557-thumb.jpg?t=20250401005900)
![he said , she said[1話のみ]](https://www.no-ichigo.jp/img/book-cover/1740766-thumb.jpg?t=20250404023546)