続・幼なじみの不器用な愛し方

[俺の方こそ、無神経だった。ごめん。

ちょっと忙しくて、来週以降じゃないとそっち帰れそうにないんだ。俺も会いたいし、美月が来てくれるならすげーありがたいんだけど]

[わかった。じゃあ、今週の土曜日は?]

[大丈夫。なるべく早く帰るようにする]


待ってる、というメッセージ付きのスタンプを送ると、すぐに既読がついた。

同じシリーズの、ありがとうというスタンプが返ってくる。

精一杯の歩み寄りだということに、有斗はきっと気付いてくれただろう。




襲いくる悪阻を何とか誤魔化しながら、土曜日までの仕事を乗り越えた。

退勤したその足で都内にある有斗の家へと向かうと、家の中はまだ真っ暗だった。

なるべく早く……と言っていたので、多分まだ仕事をしているのだと思う。


有斗の家にはわたしの物も一式揃っているので、先にシャワーを拝借して、その後、コンビニで買って来たゼリーとカットフルーツを食べた。

ご飯を一緒に食べる約束はしてないので、有斗もきっと帰りの車の中でご飯を食べてくるはずだ。


「緊張してきた……」


リビングのソファに深く腰掛けて、長い息を吐く。