続・幼なじみの不器用な愛し方

「アキがそれだけまっすぐに想えるってことは、すごく素敵な人なんでしょ。そんな素敵な人だったらさ、逃げたりせずに、アキと一緒に最善を考えてくれるんじゃないの?」


最善を、一緒に……?


ぱっと世界が開けたような、そんな気分だった。

赤ちゃんの存在がわかった瞬間から、わたしの思考は自分の中だけで完結していた。

自分の中で答えを出してから、有斗に話さなきゃと思ってた。

でも、そうか。気持ちがとっ散らかったままでも、巻き込んでいいんだ。一緒に考えて答えを出してって、言ってもいいんだ。

だって、有斗はこの子の父親なんだから。


「……ありがと、宮水。彼に、連絡してみるよ」


まずは謝ろう。あんな言い方をしてしまって本当にごめんって。

そして言おう。あの時、わたしにとって何が悲しかったのか。


そうやって仲直りして、それから話をしよう。

わたしのお腹の中で確かに育っている小さな命と、わたし達のこれからのことを。




[一昨日は嫌な言い方してごめん。近々会えない?]


有斗からの返事は夜だった。