続・幼なじみの不器用な愛し方

最近、自分でも驚くほど感情の起伏が激しかったことにも納得だ。

でも……妊娠を知らない有斗にとっては、ただのヒステリックに映っただろうな。

いつものわたしなら、もっと冷静に、もっと理性的に伝えられたはずだったのに。


有斗に言わなきゃ。

わたし達の間に赤ちゃんが出来たよって。

もうすぐ妊娠3ヶ月なんだって。

そしたら……有斗は、どんな反応をする……?


考えて、怖くなった。

そんな会話をする想像なんて、少しもしたことがなかったから。

ゆっくりと、時間をかけて、もっと先に訪れる出来事だと思っていたから。


「喧嘩するタイミング、最悪だよ……」


小さな喧嘩はあれど、ここまで大きな衝突は初めてだった。

意固地になって数日連絡しなくたって、熱が冷めたらケロッといつも通りになるのがわたし達だった。

たかだか連絡するだけでこんなにも足踏みすることなんて、今までなかったのに。


服の上から、お腹をそっと撫でてみる。

まだ平坦な、いつも通りにも思えるお腹。

このまま何もなければ、何もしなければ……数ヶ月後にはとっても大きくなって、1年後には新しい命が生まれているのだ。