続・幼なじみの不器用な愛し方

「1日買い物して疲れたやろ。明日、無理せんでいいから、ゆっくり休みや」

「ありがとうございます。おやすみなさい」


部屋の前で石田さんと別れ、それぞれ家の中に入る。

お腹が大きくなり靴の脱ぎ履きがつらくなってきたため、最近はもっぱらスリッポンばかりを履いている。

お気に入りの黒いスリッポンを脱ぎ捨て、洗面所で手を洗ってから部屋に入ると、買ったばかりのベビー用品の山が出来上がっていた。

ひとまず最低限必要なものだけを買ったつもりだったけど、それでも1Kの部屋をかなり圧迫している。

動けるうちに、順番に片付けていかないとなぁ……。


肩からかけていたショルダーバッグを床に下ろし、やらなければならないことを頭の中でリストアップしていた時、お腹がきゅうっと突っ張っていくのを感じた。


「てて……」


お風呂に入る準備をしようとしていた足を止め、ベッドに寝転ぶ。

お腹に手を添えると、まるでバスケットボールに触れているかのように硬くなっている。


「今日、結構動いたからなぁ……」


妊娠後期と呼ばれる時期になり、お腹が張ることが増えてきた。

ベッドに横になって少し休めば自然に和らいでくるので、今回も安静にしてじっとその時を待つ。