続・幼なじみの不器用な愛し方

頭ではわかっているつもりだったけど、出産準備の必要性と結びついていなかった計画性のなさに我ながら呆れた。


車の免許は一応持っているけれど、ペーパードライバーで久しくハンドルを握っていないのでレンタカーを借りてお店に行く選択肢はない。

ネットで調べて買うしかないか……と思っていると、


『今度の月曜日やったら空いてるから、都合つくようなら車出すよ。一緒に買いに行こう』


明海さんの口から思いがけない申し出が飛び出した。

恐縮して一度は丁重にお断りしたものの、石田さんを紹介してくれたときのような勢いで話が進み、いつもの席で話を聞いていた石田さんの後押しもあって、ご厚意に甘えることになったのだった。




アパートに帰り着き、石田さんにも手伝ってもらいながら購入したベビー用品を部屋に運び入れた。


「本当にありがとうございました……!」


お礼にとお誘いしたご飯の後、改めて2人に頭を下げた。

日が暮れると空気が少し冷たくなっていることに気付いて、真夏が過ぎ去っていることを感じる。


「明海さんはまだしも、俺の分は出さんでよかったのに」

「いえ。ベビーベッドとか、重い物たくさん運んでいただいたので」