改札口が迫り、寂しい気持ちを押し殺して笑顔を作った。
「ほんとに、来てくれてありがとう。すごくすごく嬉しかった!」
たくさん語った。お腹だって撫でてくれた。
まめちゃん、って優しく呼んでくれた。
遠く離れていたって、味方がいるということはこんなにも心強いのだと、改めて教えてくれた。
努めて明るく言ったわたしの手を、キャリーケースから手を離した宮水がそっと握った。
重ねた手に視線を落とした宮水が、言葉を選ぶように口を開く。
「何かあったら絶対連絡して。まめちゃんが生まれたらすぐに教えて。大家さんにも、ゲストハウスのオーナーさんにもよろしく伝えて。何かなくても、絶対に連絡してね」
うん、と力強く頷くと、もう一度手に力を込めてから宮水は改札の向こうに行ってしまった。
角を曲がり、姿はすぐに見えなくなる。
「あはは。ミヤちゃん、限界来たんだね。アキちゃんと合流する前、すでに半泣きだったんだよ」
「大橋先生ってば、それ言っちゃったら、アキ絶対怒りますよ」
「大人しく怒られるよ」
相変わらずニコニコ笑顔を崩さないまま、大橋先生が持っていた鞄に手を突っ込む。
「ほんとに、来てくれてありがとう。すごくすごく嬉しかった!」
たくさん語った。お腹だって撫でてくれた。
まめちゃん、って優しく呼んでくれた。
遠く離れていたって、味方がいるということはこんなにも心強いのだと、改めて教えてくれた。
努めて明るく言ったわたしの手を、キャリーケースから手を離した宮水がそっと握った。
重ねた手に視線を落とした宮水が、言葉を選ぶように口を開く。
「何かあったら絶対連絡して。まめちゃんが生まれたらすぐに教えて。大家さんにも、ゲストハウスのオーナーさんにもよろしく伝えて。何かなくても、絶対に連絡してね」
うん、と力強く頷くと、もう一度手に力を込めてから宮水は改札の向こうに行ってしまった。
角を曲がり、姿はすぐに見えなくなる。
「あはは。ミヤちゃん、限界来たんだね。アキちゃんと合流する前、すでに半泣きだったんだよ」
「大橋先生ってば、それ言っちゃったら、アキ絶対怒りますよ」
「大人しく怒られるよ」
相変わらずニコニコ笑顔を崩さないまま、大橋先生が持っていた鞄に手を突っ込む。



