続・幼なじみの不器用な愛し方

「こっちに来るきっかけにもなるしね。今は自分のことを一番に考えて、ね」


調子がいいとはいえ、この酷暑の中歩き回るのは確かに不安ではある。

2人がそう言ってくれるので、ありがたく甘えることにした。


「あ、じゃあさ。ちょっと待つかもしれないけど、近くのカフェ行かない? 抹茶スイーツが有名らしくて、ずっと気になってたの」

「いいね、抹茶大好き」

「喋ってれば、待ち時間なんてすぐだろうしね。行こっか」


2人が賛同してくれたので、保存していたカフェをマップアプリに打ち込んで案内を開始する。

同じ職場で働いていた2人と、職場から遠く離れたこの地で並んで歩いていると思うと不思議でしょうがなかった。


わたしが希望したお店は、お盆の混雑もあってかなんと10組待ちだった。

予想を上回る盛況ぶりに慄き、他の店にしようと言うも、2人はさっさと整理券を発行してしまった。

呼び出されるまでは近くの空いていたベンチに座り、ようやく店に入れる頃には、発券から1時間近くが経過していた。