君のとなりで、恋をする

──朝。



昇降口で靴を履き替えていると、大和くんが駆け寄ってきた。


「翠ちゃん! 今日の放課後、一緒に図書室で勉強しよ」


まっすぐな瞳。

いつも通りの元気さなのに、その熱が少しだけ強い気がして、思わず戸惑う。


「え……うん」


小さく頷いた私に、大和くんは満足そうに笑った。