君のとなりで、恋をする

(こんなふうに誰かと並んで笑うの、いつ以来だろう)


バスケの仲間といるときとは違う、穏やかで優しい時間。

それが、少しだけ特別に感じてしまう自分がいた。


「このパン、思ったより美味しいね」


翠ちゃんが笑ってそう言う。

その笑顔に、胸の奥が温かくなる。


(……ずっと、この時間が続けばいいのに)