弱さを知る強さ

すぐに戻ってきたが手には点滴を持っていた

「点滴してる間、患者みてていいなら救急対応するけど...ちゃんとできるか?」

「わからない」

「一旦、炎症抑える点滴打つから無になれ無」

「...」

「ははっ大丈夫だよ
無になればできるから」

「やっぱりできない、ごめん」

「じゃあ軽く診察して病棟あがるか?」

「...」

「今回は8階の混合病棟に入院してもらう
消化器の患者だけじゃない、看護師も前回入院した時と変わるから嫌な思いさせないって約束する」

「...」

「勉強にも集中できるように個室だし点滴して検査してこの2ヶ月でどこまで悪くなってるか調べながらどこまでお腹が耐えられるかみて退院後の治療方針きめる」

そんなすらすら言われても心の準備ができないよ

「あやは?」

「...できない」

「何が?」

「全部」

「軽い診察も受けられない?」

「...軽いって?」

「熱測って血圧測ってお腹を少し触る」

「それくらいなら...」

「なら全部じゃない
何ができない?」

「...点滴とか...検査とか」

「2ヶ月前はできてたから大丈夫
問題ない」

「入院も嫌だ」

「入院も前回できてた」

「...」

「あと何?できないことある?」

「...」

「経験してないのってオペくらいだろ
オペは今すぐにしようとは思ってないし
ちょっとずつだけどできないことができるようになってる
俺にも痛いってヘルプ出せるようになったし
もう俺が望んでることであやはにできないことない
自信持て」

「...」