弱さを知る強さ


◎恭介◎

あやはに薬を渡し俺は部屋に戻った

「あやはちゃん大丈夫そう?」

母さんが心配そうに聞いてきた

「うん」

聡「恭介、これからどうするつもり?」

「んーあいつ次第だけど俺か他の医師かで早急に治療を始める」

聡「そうだな、今すぐに再開しないと命が危ない」

母「でも本人の気持ちも大事よ」

大和「母さんは気持ち大事にしがちだけど医者の立場からしたらもう気持ち優先してられないよねー」

母「でも!」

父「あとは恭介と神田さんが決める事だ
俺らは見守るだけ
なんかあったら協力するから言って」

「ありがとう」

大和「はやく告白して自分のものにしろよ」

「えっ?」

大和「その方があやはちゃんももっと恭介に頼りやすいんじゃね?治療も進めやすくなるだろうし」

「...」

大和「だって恭介はずっとあやはちゃんのこと気にかけてて好きなの丸わかりだし
あやはちゃんも恭介がいないとダメ感半端ない」

「俺はそんなふうに思えない」

聡「俺も2人はお似合いだと思う」

「聡まで」

...ガラララ

扉が開いた

「お待たせしました」

戻ってきた

「大丈夫か?」

「うん、あの薬やっぱりすごいね」

「約束守れよ」

「...うん」

「まだ食えるか?」

「怖くて食べれない」

「ならあとは俺が食べるぞ」

「うん」

残った寿司、そば、天ぷら、煮付けを急いで食べた

みんな食べ終わって雑談している
あやはの顔色も少しマシになってきた気がする

「煮付けちょっとだけでも食べる?」

「えっ?」

「天ぷらは揚げもんだからやめといたほうがいいけど煮付けくらいなら少し食べれるんじゃない」

「うん、食べてみる」

にっこり笑顔を見せた
久しぶりにみた笑顔だ

薬が効いて腹痛がマシになったのか
2.3口美味しそうに食べた

全部食べ終わり
お店をみんな出た

「ご馳走様でした」

あやはは親父にお礼を言った

結局、全員分だしてくれた

「じゃあ俺らはこっからタクシー拾って帰宅します
ごちそうさん」

大和が聡をつれて歩いて夜の街に消えて行った

「実家に行くんだろ?」

「うん、行ってみたい」

「記録、大丈夫か?」

「うん」

「じゃ俺らも実家帰るからまた後で」

行き先は同じだけど親父たちと
別れて車に乗った