◎恭介◎
『聞いてた?』
「うん」
『とりあえず恭介も早くクリニックきて』
「俺行っても大丈夫かな?」
『なにいってんのよ、しっかりしなさい恭介
なにがあったかわからないけどこのままじゃダメなのはわかるでしょ』
「うん」
『早くきなさい』
電話が切れた
あやはの本音を聞けてもっとあの日のことを後悔したあの日はどうかしてた
実習先を隠されてたのと激務でやってはいけないことやってしまった
あやはの顔を見て謝りたい
急いで準備をした
...プルルル
...プルルル
次は聡だ
「はい」
『母さんからきいた?』
「うん」
『じゃ俺からはあいつの病状について少し共有しとく
この2ヶ月でだいぶ体重減ってる
顔色も悪いしずっとお腹気にしてる
痛み止めもらいにきたけど市販薬が効かないから貰いにきたんだと思う
お腹の音も聞いてないし触ってない
軽く見た感じだけだからあとで直接本人をみて焦れ』
「...うん」
『急いでこい』
電話が切られた
車で実家に向かって車を置いてクリニックに行った
◎



