◯あやは◯
10時から...
後4時間ある...
ドキドキが止まらない
好きな動画見たりアニメ見たり
気を紛らわしながら過ごしたけど
落ち着かないまま9:30になった
時間が近づくにつれて部屋にいるのも嫌になった
本当は1階まで降りたいけど時間がない
せめて病棟内のデイルームにいって気分転換しないとドキドキがしんどい
「わぁ」
部屋を出ようとドアを開けたら
恭介と男性看護師が1人立っていた
看護師が点滴のセットを持ってる
「どこいくの?」
「少し散歩」
「もうルートとってオペ室いく
ベッド戻って」
「...」
「あやは、戻って」
「...まだ心の準備ができないから
...できない」
「お前さぁ昨日から俺を怒らせようとしてるだろ」
「...そんなことしてない」
「俺だって本当はブチギレたいけど我慢してるんだよ
脱走の次はオペできない?
ふざけんな、ベッドいけ」
「...できない」
「お前のためにいろんな人が準備してくれてる
ちゃんと考えて行動しろよ」
「いいよね、オペやる方は
ドキドキも何もないもんね」
「話は後
いいから早くしろ」
「私の気持ちも考えてよ」
「ルートとったあとな」
「...」
少し強引に腕を掴まれてベッドに戻された
ちょっといつもより怖い恭介でこれ以上は抵抗できなかった
看護師と恭介が協力してバイタル取り始めた
血圧計をまかれ体温を測られされるがままに進められた
最後は
「腕出して」
顔ごと布団に隠れた
これが精一杯の抵抗
「あとは俺がやります、ありがとうございます」
看護師が部屋を出た



