弱さを知る強さ


◯あやは◯

「ただいま」

恭介が帰ってきた

「おかえり」

「あやはちょっと来て」

恭介に呼ばれて部屋を出てリビングに行った

ソファに座ってていつもの雰囲気と違う

「なに?」

「落ち着いて聞いて」

「...うん」

「原山たまきさんが亡くなった」

「...えっ」

なんていった?
亡くなった...?

「3日前に亡くなった」

「...なんで?
先週まで元気だったよ?」

「オペ中に急変したらしい」

「...そんなこと...ない」

「あやは」

「そんなことない!嘘つかないで!」

そうなるよな

先週まで元気だった子の死を知るとそうなることは想像はしてた

「今日、あの子の担当の先生から電話きてあやはに伝えて欲しいって
仲良くしてくれてあやはに感謝してた」

「嘘だ」

お願い嘘だと言って

...

...

涙が止まらない


ううう...


ううう...

「あやは」

恭介が泣いてる私の隣に来て肩を抱いてくれたが

「...1人になりたい」

私は部屋に戻って涙が枯れるほど泣いた

私はお父さん、お母さんも亡くして人が亡くなるのが怖い

しかも私より年下
ちゃんと頑張っていたのにどうして...
映画に行く約束もしたじゃない

その日はずっとずっと泣いて朝を迎えた

たまに恭介が心配で部屋の外から声をかけてくれたけど答えられずしばらくしてからそのまま眠ってしまった