実習終わってすぐ就職活動が始まった
私は...
小児科にいきたい
昔から小さい子好きだったし
小児の実習ですごく興味がでた
「...金森先生」
「ん?」
仕事が早く終わってソファでくつろいでいる先生に声をかけた
「相談あるんだけど...」
「なに?」
先生の隣に座った
「今ね就活してるんだけど...」
「もうそんな時期か」
「私、すごく小児科に興味あるんだけどどう思う?」
「いいんじゃない
向いてると思う」
「本当?」
「うん」
「じゃあ小児専門の病院を受けようかな」
「いやそれは俺と同じ病院の小児科でいいだろ」
「えっ...
先生と一緒は...嫌だ」
「なんでだよ」
「私の失態を全部知られるでしょ...」
「失態って
初めからなんでもできるやつはいない」
「えー...」
「今でも忙しくてあまり一緒にいられないのに
別の病院で働いたらもっと会えない
一緒だったら終わり時間あったら一緒に帰れる
ご飯も行きやすいし通院だって大変じゃない」
「...」
確かに先生も私も忙しくて
あまりデートができてない
さみしい
「まずは俺の病院の小児科で働いて
意識と技術が磨けたら専門病院いったら?
だって今は小児に興味があると思うけど
働いてみてなんか違ったってなったらどうする?
専門の病院に就職すると逃げ道なくなるぞ」
確かに...
先生の言ってることは一理ある
「...そうだね」
「よし、じゃ決まりだ
同じ病院で働こう」
「...」
嬉しそうに私の手を握ってきた
「あやは大好き」
「私も好き、先生のこと大好き」
「いつまで先生って呼ぶんだろうな
俺が医者になると嫌なんじゃないの?」
「うん、お医者さんの先生は嫌いだけど
私服着てる先生や家にいる先生は好き」
「じゃ先生じゃない方がいいだろ」
「...なんて呼べばいいの」
「恭介」
「...恭介?」
恥ずかしい
そう簡単には変えられない
もう1年以上
“先生”か“金森先生”だったのに
いきなり“恭介”だなんてよべるはずない
「先生って言ったら罰として俺にキスだな」
「...やめて//」
「顔真っ赤」
「...意地悪」
そして私は無事に先生...いや恭介と同じ病院に内定が決まった



