弱さを知る強さ



...ガラララ

「遅い」

金森先生が部屋で待ってた

「ごめんなさい」

「トイレじゃないだろ、どこ行ってた」

「一階で少し散歩」

「検査って言ってんだから...
「わかった、ごめんって言ってる」」

私が怒鳴って金森先生はびっくりして黙り込んだ

「みんな待ってる、行こう」

先生に手を引かれて部屋を出た

検査室は1階
さっき見つけた隠れ家の手前だった

たまきちゃんまだいるのかな?

気になったけど見に行くとバレる

そのまま検査室に入って横になりすぐに点滴が繋がれた

「眠くなるお薬入れるから寝ていいよ」

「...うん」

少しするとドキドキがマシになってうとうとし始めた

眠いけど眠りにつけない
金森先生と看護師との会話もはっきり聞こえる

「じゃあささっとはじめましょう」

意識はあるけど身体は動かせない

マウスピースをつけられてはなせなくかった 

まだ意識あるよ
待って待って

でも伝わらない

マウスピースからカメラが入る

「おえっ、おえっ」

嗚咽が止まらない

「あやは、リラックスして」

「おえっ」

「鎮静きいてない、追加して」

「はい」

薬の量を増やすとぱたっと意識がなくなった