中にわずかな緑の葉の残骸もあるな。チャンポンした紙コップにもわずかな付着。これのせいで、魔法の効果が抜けにくくなっていそうだ。これを誰かがやったのを見て、彼はチャンポンを見送ったのだろう。
「面白いことをやっているね! 気持ちは分かるよ」
「は、はい……すみません」
「でも、この状態で生徒たちが外へ出るのがまずいのは分かるよね」
「ですよね……」
「昼になればお腹がすくだろう。でも、それまでに効果は抜けそうにない」
「はい」
「悪いけど、効果が抜けるまでは学園の管理下にいてもらおうかな」
「それはっ……」
「大丈夫だよ。学生にはよくあることさ。他の学生にも知られないように配慮はしてもらうけど、いつでも俺がパトロールに来るわけじゃない」
むしろ、こんな生徒がいましたと噂が広がると、真似する生徒がいそうだ。口止めした方がいいだろう。
「すみませんでした。もうしません」
「それがいいね。少しここで待っていてくれ」
「はい」
ラビッツと一緒に廊下へ出ると、職員の制服を着た男性が二人、待機していた。
「ニコラ様、事情を聞いてこちらにまいりました」
学生ではあるものの、俺の扱いはまぁこうなるよな。一人の生徒ではなく、王子に対する態度だ。この立場であることの重みを……事あるごとに感じる。
「ああ、手短に状況を話すよ。ただ、彼らには大事にはしないと約束はしたし、これが再犯でないのなら大目に見てやってくれ。そう俺が頼んでやったとシラフに戻った生徒にも恩を売っておいてもらえると助かるよ。今後のパトロール活動において、役に立ってもらうことがあるかもしれない」
「はっ。分かりました」
「この部屋の片付けはこちらでやっておく。内容物も軽く確認はして、まとめておく。自白とあとで照合してくれ。彼らはしばらくどこかの部屋に隔離して見張りも必要だろう。そっちを頼む。で、事情は――」
把握したことを全て話すと、スタッフは頷き、ふらふらしている生徒たちを連行していった。
「面白いことをやっているね! 気持ちは分かるよ」
「は、はい……すみません」
「でも、この状態で生徒たちが外へ出るのがまずいのは分かるよね」
「ですよね……」
「昼になればお腹がすくだろう。でも、それまでに効果は抜けそうにない」
「はい」
「悪いけど、効果が抜けるまでは学園の管理下にいてもらおうかな」
「それはっ……」
「大丈夫だよ。学生にはよくあることさ。他の学生にも知られないように配慮はしてもらうけど、いつでも俺がパトロールに来るわけじゃない」
むしろ、こんな生徒がいましたと噂が広がると、真似する生徒がいそうだ。口止めした方がいいだろう。
「すみませんでした。もうしません」
「それがいいね。少しここで待っていてくれ」
「はい」
ラビッツと一緒に廊下へ出ると、職員の制服を着た男性が二人、待機していた。
「ニコラ様、事情を聞いてこちらにまいりました」
学生ではあるものの、俺の扱いはまぁこうなるよな。一人の生徒ではなく、王子に対する態度だ。この立場であることの重みを……事あるごとに感じる。
「ああ、手短に状況を話すよ。ただ、彼らには大事にはしないと約束はしたし、これが再犯でないのなら大目に見てやってくれ。そう俺が頼んでやったとシラフに戻った生徒にも恩を売っておいてもらえると助かるよ。今後のパトロール活動において、役に立ってもらうことがあるかもしれない」
「はっ。分かりました」
「この部屋の片付けはこちらでやっておく。内容物も軽く確認はして、まとめておく。自白とあとで照合してくれ。彼らはしばらくどこかの部屋に隔離して見張りも必要だろう。そっちを頼む。で、事情は――」
把握したことを全て話すと、スタッフは頷き、ふらふらしている生徒たちを連行していった。



