「では、乾杯じゃ。ルリアンくん、頼もうかの」
「はいっ」
ルリアンが椅子から立ち上がった。
「……あらためて。セイナちゃんが戻ってきてくれて、本当に嬉しいです。そして、これからまた皆で前に進んでいけることを、思い出をつくっていけることを、幸せに思います」
皆が感慨深げに頷く。
「今日からまた、新しい日々が始まります。これからもきっと、悲しいこともあると思います。でも——力を合わせれば願いは叶う。悲しいことも楽しい思い出に変えていける。それをセイナちゃんから教えてもらいました」
ルリアンが、そっと紅茶のカップを掲げた。
「それでは……パトロール隊、再始動に——乾杯!」
「乾杯っ!」
皆がそれぞれカップを胸の高さに掲げ、微笑みを交わす。笑い声があちこちからこぼれ、自然と感想を言い合う。名誉顧問も満足そうに頷きながら、焼き菓子を一つ摘んでいた。
「曲でもかけましょうか」
ラビッツがそう言うと、いつの間にか部屋の隅に置かれていた蓄音装置の元へ行き手を触れた。銀色の器具がほのかに輝き、空気に波紋のような魔力が広がる。
そして、流れる音楽――。
「これ、は……」
「曲名は『はじまりの詩』よ。実は家の者に頼んで用意してもらっていたの」
あのゲームのオープニングじゃないか!
懐かしいメロディが、部屋いっぱいに広がる。かつての画面の向こう側と今の皆の姿がリンクしながら、新しいメンバーの姿も一緒に脳裏に映像が浮かぶ――。
ツンデレ悪役令嬢
ラビッツ・ロマンシカ
「あの日の約束、覚えてる?」
みんなの天使
ルリアン・ウィービング
「ルリルリって呼んでもいいですよ」
姉を慕う毒舌な妹
ベルジェ・クリストフ
「あなたは、やさしい人ですか」
気高く生きる公爵令嬢
オリヴィア・キャンベル
「私、品性は失いたくないの」
奇跡の帰還者
セイナ・ラミエル
「みんな、おっまたせ〜っなのです!」
闇の深いマスコットキャラ
トラ
「大事に愛情深く管理して、それなりに自由に育ててほしいにゃん」
妹を陰で守る孤高の姉
ラグナシア・クリストフ
「私の目が届かないところで……楽しく過ごしなさいよ」
謎のパトロール隊顧問
グラン・アスフォード
「楽しめ、若人よ」
お調子者なおバカ王子
ニコラ・スタッドボルト
「泥船に乗った気で俺様に任せとけ!」
クールな護衛騎士=主人公
リューク・ダイバーン
「俺が全員、守ってやんよ」
さぁ、始めよう。
俺たちのこれからを――。
「駄目だ、涙腺崩壊だぁぁっ!」
「い、いきなりどうしたんですかっ。ニコラさん!」
「ニコラには刺激が強すぎたようね。音楽を変えるわ」
「変えないでくれ〜っ!」
――俺たちの未来に、乾杯!
「はいっ」
ルリアンが椅子から立ち上がった。
「……あらためて。セイナちゃんが戻ってきてくれて、本当に嬉しいです。そして、これからまた皆で前に進んでいけることを、思い出をつくっていけることを、幸せに思います」
皆が感慨深げに頷く。
「今日からまた、新しい日々が始まります。これからもきっと、悲しいこともあると思います。でも——力を合わせれば願いは叶う。悲しいことも楽しい思い出に変えていける。それをセイナちゃんから教えてもらいました」
ルリアンが、そっと紅茶のカップを掲げた。
「それでは……パトロール隊、再始動に——乾杯!」
「乾杯っ!」
皆がそれぞれカップを胸の高さに掲げ、微笑みを交わす。笑い声があちこちからこぼれ、自然と感想を言い合う。名誉顧問も満足そうに頷きながら、焼き菓子を一つ摘んでいた。
「曲でもかけましょうか」
ラビッツがそう言うと、いつの間にか部屋の隅に置かれていた蓄音装置の元へ行き手を触れた。銀色の器具がほのかに輝き、空気に波紋のような魔力が広がる。
そして、流れる音楽――。
「これ、は……」
「曲名は『はじまりの詩』よ。実は家の者に頼んで用意してもらっていたの」
あのゲームのオープニングじゃないか!
懐かしいメロディが、部屋いっぱいに広がる。かつての画面の向こう側と今の皆の姿がリンクしながら、新しいメンバーの姿も一緒に脳裏に映像が浮かぶ――。
ツンデレ悪役令嬢
ラビッツ・ロマンシカ
「あの日の約束、覚えてる?」
みんなの天使
ルリアン・ウィービング
「ルリルリって呼んでもいいですよ」
姉を慕う毒舌な妹
ベルジェ・クリストフ
「あなたは、やさしい人ですか」
気高く生きる公爵令嬢
オリヴィア・キャンベル
「私、品性は失いたくないの」
奇跡の帰還者
セイナ・ラミエル
「みんな、おっまたせ〜っなのです!」
闇の深いマスコットキャラ
トラ
「大事に愛情深く管理して、それなりに自由に育ててほしいにゃん」
妹を陰で守る孤高の姉
ラグナシア・クリストフ
「私の目が届かないところで……楽しく過ごしなさいよ」
謎のパトロール隊顧問
グラン・アスフォード
「楽しめ、若人よ」
お調子者なおバカ王子
ニコラ・スタッドボルト
「泥船に乗った気で俺様に任せとけ!」
クールな護衛騎士=主人公
リューク・ダイバーン
「俺が全員、守ってやんよ」
さぁ、始めよう。
俺たちのこれからを――。
「駄目だ、涙腺崩壊だぁぁっ!」
「い、いきなりどうしたんですかっ。ニコラさん!」
「ニコラには刺激が強すぎたようね。音楽を変えるわ」
「変えないでくれ〜っ!」
――俺たちの未来に、乾杯!



