「私だって、リュークが無理していること分かってた……っ」
「あ、ああ」
「明日も無理しなさいよ!」
涙でぐしゃぐしゃになった顔なのに、視線だけは強くてまっすぐだ。
「あの子は絶対に来るんだから。だから、ちゃんと笑ってなさい!」
「…………!」
「悲しい顔をしている人のところになんて、誰も戻ってきたくないでしょ? 楽しい場所に――笑ってるみんなの中に、きっとあの子も加わりたいんだから!」
リュークがくしゃっと笑った。
「ははっ。ラビッツはラビッツだな」
空気が変わった。
リュークに、穏やかな笑みが戻った。
「俺さ、あいつがいなくなったらニコラとラビッツを見るのも辛くなるのかなって思ってたんだ」
「うっ……」
俺も、そうかなと思ってた。
「でも、それも違ってたな。心強いよ。二人がいてくれてよかった」
「リューク……」
ラビッツも俺たちの近くまでタタッと走ってきた。
「リューク、大丈夫だから」
「おう」
「大丈夫だぞ、リューク」
「おうよ」
リュークが俺とラビッツを引き寄せた。まるでラグビーの円陣のように。
「よっしゃ、気合い入れるぜ!」
不安はなくならない。でも、不安をかき消すような声を出すことはできる。
「絶対来いよー!」
きっと届く。
「絶対だからねー!」
「待ってるんだからなー!」
屋上から俺たちは空に向かって、声を張り上げ続けた。
この世界のゲーム名は、
『星が空へと昇る世界で 〜Last Memory〜』
幼い日の約束。
俺たちの願いは、仲間たちの願いと重なり合い、光となって天へと昇っていった。
俺とラビッツ。
トラと顧問。
命の最後の記憶を抱えたまま、俺たちはこの世界に辿り着いた。
――セイナだって、きっと。
もう一度、この場所へ辿り着けるはずだ。
「あ、ああ」
「明日も無理しなさいよ!」
涙でぐしゃぐしゃになった顔なのに、視線だけは強くてまっすぐだ。
「あの子は絶対に来るんだから。だから、ちゃんと笑ってなさい!」
「…………!」
「悲しい顔をしている人のところになんて、誰も戻ってきたくないでしょ? 楽しい場所に――笑ってるみんなの中に、きっとあの子も加わりたいんだから!」
リュークがくしゃっと笑った。
「ははっ。ラビッツはラビッツだな」
空気が変わった。
リュークに、穏やかな笑みが戻った。
「俺さ、あいつがいなくなったらニコラとラビッツを見るのも辛くなるのかなって思ってたんだ」
「うっ……」
俺も、そうかなと思ってた。
「でも、それも違ってたな。心強いよ。二人がいてくれてよかった」
「リューク……」
ラビッツも俺たちの近くまでタタッと走ってきた。
「リューク、大丈夫だから」
「おう」
「大丈夫だぞ、リューク」
「おうよ」
リュークが俺とラビッツを引き寄せた。まるでラグビーの円陣のように。
「よっしゃ、気合い入れるぜ!」
不安はなくならない。でも、不安をかき消すような声を出すことはできる。
「絶対来いよー!」
きっと届く。
「絶対だからねー!」
「待ってるんだからなー!」
屋上から俺たちは空に向かって、声を張り上げ続けた。
この世界のゲーム名は、
『星が空へと昇る世界で 〜Last Memory〜』
幼い日の約束。
俺たちの願いは、仲間たちの願いと重なり合い、光となって天へと昇っていった。
俺とラビッツ。
トラと顧問。
命の最後の記憶を抱えたまま、俺たちはこの世界に辿り着いた。
――セイナだって、きっと。
もう一度、この場所へ辿り着けるはずだ。



