「うん・・・分かった・・・」



私はそう言って電話を切った。




なぜ私が小さい頃から海に行ってないのかは思い出せないのだ。




何でいけないのだろうか・・・






そういえば休みの日に両親に海にいきたいと告げると、危ないから行くなと言われる始末だったのだ・・・・





私にとって海とは危険なものとは思ってない。




小さい頃は行けたのに・・・なぜだめなのか・・





深く考え込んでしまった。





私は自分の部屋から出て、リビングにいった。



「お母さん・・・・・」




「なぁに~?あ、山都さんとデート?」




「・・・・海に行くの・・・・」




「えっ?!」




お母さんは包丁で野菜を切っていた。しかし、その手を止めた・・・