そんな波瀾万丈なクリスマスから数日後・・




「さみぃぃぃ・・・」



私は学校に残っていた。



なぜならば・・・



その理由は2時間前にさかのぼる。








私は職員室に呼ばれた。




担任の米沢先生に用事があると言われ、ついていったのだ。



「何ですか???」




「もう年末で忙しい中悪いな・・実はだな・・・」




「はい?」




「お前、須長 水城・・いるよな?」



「はいはい・・・・期末がビリだった子・・・」




須長くんは中学3年の春に引っ越してきた。高校も一緒になったのだ。




結構背高いし、カッコイイし、運動は得意らしいけど勉強がダメなんだよね



「が?どうしたんですか・・?」



「あいつ、本当に進級やばいんだよ・・・悪いんだけどさ・・放課後勉強教えてやってくれない????」





「えっ・・・やですよ。面倒ですもん」



「お願いだっ!学年3位の実力で助けてやってくれ!」




「えぇ・・・・・???」



「内申点上げとくぞ・・・」




「やります。」