彼氏から煙草を取るためには



すっごく矛盾しているなぁ。



私たちは電車に揺られて学生たちに大人気のショッピングモールである『ルミナス』を目指す。


つまりは、冬也はもっといっぱい人に見られて私はその度に心が乱れる……。




「……視線感じない?」

「まぁー感じるね」

「……」




そっか。

冬也にとってはこれが通常なんだ。

イケメンもなんだかんだ言って大変だよね。



「もうすぐ着くよ、はやく行こうか」




ぼっーとあさっての方向を見ていた私に向けて、冬也が声をかける。



「……ごめん、行こうか!」



今日は久しぶりの冬也とのデートだ。視線なんかに負けてられない!