確かに静かそうなのに元気だねとか、勉強できて優等生なのに口が悪いねとか、は言われるけど
今はそこじゃないでしょ!
服は!?服の感想はないの!?
つまりは、似合ってるから触れようもないのか?それとも触れたくないほど酷いのか?
「つまりは、叶葉はかわいいと言うこと」
なぜか自己完結している冬也が、私の手をギュッと握った。
「つまりは、今の服は似合ってる……?」
痺れを切らして、思い切って冬也に聞いてみた。
「うん。誰にも見せたくないぐらいね」
そんな言葉にまたきゅんとする叶葉である。
冬也と2人、駅までのまっすぐな道を歩いていく。
進めば進むほど私の隣の人への視線が痛くなっていき、必然的に私にも刺さり。
ボソッと聞こえる「あの人すっごくかっこいい」なんて声に誇らしくなって
でも「私の彼氏なのに」って寂しくなる



