あれ?そういえば冬也との事言ってなかったっけ?


そうだ。昨日結花休んでたから。


結花がすっごく知りたそうにしている。
私は導かれるままに、数日まえに起こった冬也との喧嘩について話した。





「なるほどねぇ〜。確かに不思議かも」


腕を組んで考えている結花。
結花は大学生になった冬也に会ったことがあるし、金髪の姿に驚いてたっけ。



「私はオシャレに目覚めたとしか考えてなかったな」

「髪色を変えるのは全然いいよ。むしろ私もしたいぐらい。でもタバコについては説明がつかないよ」

「まったく同意見」



考えれば考えるほど謎が深まる。



そうこうしていたら私たちの教室についた。
席について頬杖つきながら外の景色を見る。



今日、冬也の家に行くか、行かないか問題。



「結花はさ、この状況で彼氏の家に行く?」

「行かない」



なんとも結花らしい。
かっこよすぎる潔さ。憧れます。