響け!永遠のレガート

「えっ?ここ、全員で入るのか?」

アントーニョ・セルバンテスが顔を強張らせた。そのカフェは、いかにも女性向けという雰囲気が漂っている。アントーニョの言いたいことはレオンハルトもわかっていた。

「まあ確かに、トーニョにこんな可愛らしいお店は合わないだろうねぇ」

オルハン・フリストウがニヤニヤと笑う。アントーニョは「うるせえ!お前だって似合うタイプじゃねぇだろ!」とオルハンを睨み付ける。いつもの光景である。

「トーニョ、オルハン、他の人の迷惑になるから」

「せっかくのお祭りなんですから、喧嘩はやめましょうよ」

レオンハルトとカナタ・セイネが二人を注意する。マーガレットは、すでにリズの手を引いてカフェのメニューを見ているところだった。

「マーガレットさん。このカフェのメニューは変わっていますね」

リズがメニュー表を見て戸惑っている。マーガレットはフフッと笑った。

「そりゃあそうよ。魔女が経営者なんだから!」

「どんなメニューなんだい?」