この命のすべてで、君を想いたい

夜も更け、空は自然とソファに腰を下ろす。


「……今日は、ここで寝るね」



先にベッドに腰掛けていた雫が小さく息を吸って、恥ずかしそうに囁いた。

「こっち来て、一緒に寝よ」


雫の手招きとその一言で、空の表情は一瞬でパッと明るくなる。


まるで犬が尻尾を振るかのように、嬉しそうな空。


「ほんとに……? いいの、雫?」


『うん……私が空と一緒に寝たい』

空はにっこり笑いながら、そっと体を寄せる。


二人でベッドに横になり、手を絡め、肩を重ね、視線が合うたびに心臓が跳ねる。


空は内心、こんなに嬉しいことはないと、胸いっぱいに幸せを感じていた。

そして、自然に唇を重ねる。

雫も目を閉じて応え、

キスはぎこちなくなく、

でも心に深く響く。


二人の温もりがベッドの中で重なり、


夜は静かに、でも満ち足りた幸せに包まれて過ぎていった。