この命のすべてで、君を想いたい

次の日も、私は空に素っ気なく接した。
目を合わせず、会話も最低限に留める。
こうすれば、きっと空は離れてくれる――そう思った。

でも、空は変わらず優しい。
廊下ですれ違うときも、さりげなく私を気にかける仕草を見せる。

机の上には飲み物を置いてくれたり、忘れていたものを手渡してくれたり。
まるで、私が欲しかった言葉や行動を理解しているかのようだ。

その優しさを受け取るたび、胸の奥がきしむように痛む。


私はこんな風に過ごしていい人間ではない――
自分でもどうしようもない罪悪感が、胸の中で重くのしかかる。


空の笑顔や気遣いに心が揺れるたび、同時に自分の冷たさや逃げ腰を責めてしまう。

「こんなに優しくされて、私は……」
心の中で繰り返すその言葉が、ますます自分を押しつぶす。


空の前では平静を装うが、手のひらが少し震える。
優しさに触れるたび、罪悪感が増し、目の前の空の存在が重たく感じられる。


それでも、離れられない――そんな矛盾に、私は苦しくなるばかりだった。