この命のすべてで、君を想いたい

今日は、合格通知を手にして外に出た。


手の中の紙切れを握る力に、まだ震えはある。



合格通知を握りしめたまま、俺はゆっくりと息を吐いた。


胸の奥にまだ残る痛みは、もう消えることはない。


雫の声も、笑顔も、手の温度も、思い出せばすぐに胸を締めつけてくる。



それでも、ここまで来られたのは――


あいつが生きた証が、俺の中でずっと灯っていたからだ。


海辺の道を歩きながら、ふと空を見上げる。