この命のすべてで、君を想いたい

静かな部屋に二人。
時計の針の音だけが妙に響く。




沈黙に耐えられなくなった俺は、
自分でも驚くくらい弱い声を漏らした。



「……全部俺が悪いんだよ……
 雫、苦しんでたのに……俺……なにも……」



喉がつまって言葉が途切れ、
涙がまた溢れてきた。




蓮太郎はしばらく俺の顔をじっと見ていたが、ポケットからゆっくりと折りたたまれたメモを取り出した。




「……空。
 これ、雫がな……俺に預けてた。」



心臓が止まりそうになった。



震える手で受け取ると、
蓮太郎は少しだけ視線をそらしながら言った。



「“空が潰れそうになった時に渡して”って。……そう言われてた」



胸が、刺されたみたいに痛くなった。