その気持ちだけを胸に、

私はそっと、まぶたを閉じた。






これまで辛いことも苦しいことも

理不尽な扱いを受けて傷つけられたり、

もう幸せになれないと、

そう思い込んだりもした。





死にたいほど
一人の夜が長く感じることもあった。




でも、
みんなに出会えて、好きな人ができて、

いっぱい愛を与えて、もらって。


すっごく幸せだった。

とってもいい人生だった。





願わくば来世も、

私に生まれ変わりたい...






あたたかい涙の落ちる音だけが、
最後まで、そばにあった。