この命のすべてで、君を想いたい


みんなが泣いてくれることが、
どうしようもなく嬉しいなんて――



知らなかったよ。




『ねぇ……』




4人の顔を順番に見た。


涙で滲んでよく見えないけど、
表情のひとつひとつが胸に焼きつく。





『あり...がとう……』


『みんなと...会えて……ほんと...よかった……」




喉が詰まって、言葉が細くちぎれる。




空がそっと私の背を支えるみたいに、手を包んでくれた。




「雫……無理に喋んなくていい……」




『言いたいの……』

空が震える手で私の頬をなでる。



空の涙がぽたぽたと落ちる感触が、くすぐったいのに切ない。