この命のすべてで、君を想いたい

そっと肩に手を置き、体を支える。



呼吸のリズムを整えようとする雫に合わせて、空も息を整える。



胸の奥がひりひり痛む。



この時間がまだ終わらないでほしい。
だけど、体はすでに、俺の力だけでは守れないほど弱っている。





布団の温もりも、雫の存在も、すべてが変わりゆくことを感じながら、ただ、雫の手を強く握った。



屋上で交わした感謝の言葉、愛おしさ、優しさ——


全部が、最後に届いていると信じて。




しばらく見守った後、呼吸の乱れが徐々に目立ち始める。



この変化に、胸の奥でざわめきが広がった。




小さく声をかけ、ナースコールを押した。

数分後、静かに看護師が入ってきて、体温や血圧、酸素濃度を測り始める。



冷たく少しずつ汗ばんでいく雫の手を


俺は必死に握りしめて温めることしかできなかった。