泣きそうなのに泣かないように、
私はもう沈みかけている夕日の光をじっと見つめた。
沈黙が続いて、
私の呼吸だけがやけに大きく響く。
今日だけは、ちゃんと前を向きたかった。
小さく息を整えて、私はふっと笑った。
『……ねぇ空。私ね、最後どうなるかとか……ほんとは考えたくないんだ』
声が震えないようにゆっくり話す。
『でも……ううん、違うな。考えるけど、それでも……私、ちゃんと生きたいって思ってる』
自分でも少し驚くほど、言葉はまっすぐだった。
『怖いけど……空といる時間は、まだ終わりじゃないって思えるの』
