この命のすべてで、君を想いたい

もう、2人で絶望の奥深くに沈んでいた。



もがいても、もう二度と立ち上がれないのではないかと思うほどの深い場所にいる。



それはあまりに残酷だった。
胸が痛くて、苦しくて、でもそれでも現実を受け入れるしかなかった。





どんな未来が来ても、

二人で話したこの瞬間だけは確かで揺るがない。







── 悲しくて、辛くて、苦しくて、








── でもたしかにここに愛がある。











2人はまだ17歳で、



人生なんて何も知らない歳なのに、




大人でも背負いきれないものを抱えて、
それでも必死に生きようとしていた。



互いのために。

互いの未来のために。

互いの最期の時間のために。