この命のすべてで、君を想いたい

裕大はベッドに腰かけるように促すように、雫を軽く支える。


『急に声かけてごめん、びっくりしたよな。』


雫は黙って頷き、ゆっくりと腰を下ろす。


少し落ち着いたところで、裕大は低い声で言った。



『雫……会えてよかった。心配してた』



雫は俯きながら、しばらく何も言わなかった。


二人の間に長く暗い沈黙が流れる。



「ごめん......裕大、傷つけてごめん...」

雫は少し声を震わせて答える。



裕大は微笑む。



『大丈夫、無理しなくていい。俺は大丈夫だから。』




互いに沈黙が流れ、病室の静けさの中で、ほんの少しだけ温かい空気が漂った。





裕大はベッドの端に腰を下ろし、震える雫をじっと見つめた。


『雫……無理に言わなくていいけど、一人で過ごしたかったの?』


雫は小さく俯く。

口を開けそうになっては、言葉を飲み込む。



『みんなを傷つけたくなくて、そのためにあんな別れ方したんだろ?』


裕大はそっと雫の手を握る。強く握りすぎず、でもしっかりと支えるように。



雫が顔を上げて裕大の顔をじっと見つめる。
雫の目から涙がポロポロと溢れている。



『あれは...雫らしくなかったよ。一人で辛かったな。』