この命のすべてで、君を想いたい

面会不可だと告げられ、裕大の胸の奥がぎゅっと締め付けられた。


……雫、いるんだ……


言葉にせずとも、頭の中で繰り返す。
絶望が、一気に全身を覆った。


みんなになんて言えばいいのか。
空にどう伝えたらいいのか。



そんなことを考えながら廊下をただ歩く。



目に入る病室のドア、点滅するナースコール、静かな病棟の空気。



どこを見ても、雫の姿はない。




だが、目の奥に浮かぶのは確かにあの子の面影。


ここにはいなかったんだと、必死に自分に言い聞かせる。