この命のすべてで、君を想いたい


2人でケーキをつつきながら、くだらない話をする。

そして、プレゼント交換。

『はい、空へ』

「はい、雫へ」

『「うん、せーの」』


包み紙を破く音が重なり、
顔を上げた瞬間に2人とも笑った。

『……え、色違い?』


「まさかのお揃いだったね」


『完全に同じの選ぶとかある?』


「あるんだよ、たぶん一年一緒にいるとね」


そんな偶然が特別に拍車をかける。


2人で笑いながら、そっと指先が触れる。
そのまま手を繋いで、雫が小さく呟く。

『空とこういう日を過ごせてよかった……ほんとに』

「俺も。雫がいてくれてよかったよ」


二人は穏やかに笑い合う。