お嬢様は溺愛に溺れている

「あの人たち、絶対心に下心あると思うんですよぉ」


下の…心…??


「………心は?」


???


「あ、多分この子にムズカシイ単語はNGっす」


???はいーーっ!?


なんか馬鹿にしてます!?


さっきの甘ったるい目はどこ行ったの!?一瞬にして消えた…!!


「なぁ」


ゆっくりと蓮樹先輩に目線を向けると目にはしっかり私が移っていて……。


なんですか……。


すると私の耳元に口を近づけた。


「……私以外の男がお嬢様の周りにいるのは気に入りませんね」


気に入らない…!?なんか失礼…!というか、この人、絶対私のことお嬢様とか思ってないよね…!?


「っ、仕方ないでしょ!?パパが決めちゃったんだもん…私だってSPなんていらないのに…ー」


「…仕方なくありません。お嬢様には私以外触れてはいけないので」


触れちゃいけない!?


どんだけ私のこと恨んでるんだろう…。


「…そこ!甘いフインキ醸し出さないでくれる?ここきょーしつ」


理央ちゃぁあん…!


私理央ちゃんが親友で本当に良かったと思ってる…!大しゅき……うわーん!!


「…ていうかこの人たち何なの…逆ハー的な…「ストーップ!!何の話かな若菜ちゃん??」


理央ちゃんが勢いよく若菜ちゃんの口をふさいだ。


「どーぞどーぞ皆様いってらしゃーい!あは…ははは…」


ん?大丈夫、理央ちゃん…??


右には蓮樹先輩。後ろにはみんな……。


なんなの、この超絶目立ちすぎる構図はっ!!


無理、無理無理無理……目立つの得意じゃないし…


現にほらギャラリーができてる……泣…。


「あの…さ…私できれば一人で行きたいんだけど…」


「無理」


「ダメです、お嬢様」


「常に行動は私たちと一緒にしてくださいね、心様」


うわーん…なんでぇ…。