お嬢様は溺愛に溺れている

何ですかそれ…!あ、理科の性?蓮樹先輩って理科っぽい性格ってこと!?


ん、待ってよくわからない!理性って何!?なにがダメ、なの?


最終的に蓮樹先輩を見上げてチェックする。


途端に首筋に頭を乗せてきた。


ん……ちょ、ちょっと待って…これどういう状況?


……っ、くずぐったい……。


何故か力尽きた私はへなへなと座り込んでしまった。


腰に回った手が支えてくれていた。


?わからない。これってどういうこと?蓮樹先輩って風邪ひいてる!?


そういうことか!じゃ、じゃあ、これってかなり大変なんじゃ……


そう思い立ち上がろうとすると止められてしまった。


その力はかなり強くて風邪をひいてる人の力の強さではなかった。


すると、首に軽い痛みが走った。


これ、歯……?


待って、待って待って待って……!なにこれ…!?どういうこと…!?


首元にある重みがなくなったと思えば今度は唇に柔らかい感触……


……っ、これ、き、きす……っ!?


夢?いやでもかなりリアルな感触……。


「申し訳ありません」


え、謝ること!?どういうこと…?ですか……。


え、これって普通のこと!?いや、でも少女漫画とかでも恋人同士がき、きすしてるよね!?


私たちは恋人でもなんでもないよね!?


当の本人は唇をペロリと舐めると「あま……」とやら何やら呟いている。


「い、今、私たち、何、した……!?」


「キス、ですね」


そういってさっきのは何だったのか疑うほど余裕そうに笑う蓮樹先輩……


「う、嘘……」


「ファーストキスの次はセカンドキスですから」


いや、待ってよ……!い、今のがファーストキスだったよ!?って、蓮樹先輩には嘘ついてたんだっけ!?


そういって人差し指を唇に当てて不敵に笑った蓮樹先輩……