お嬢様は溺愛に溺れている

「お嬢様」


ただいま、何故か、私の部屋に蓮樹さんがいるんですが……。


「あの……なにか…?」


なんでそんな怪しい目で私は見降ろされているんでしょう…?


「お嬢様は……悪い子ですね」


悪い子…?いや、たぶん私と蓮樹さんだったら百人口をそろえて蓮樹さんのほうが悪い子判定になると思うんですが……。


「?……」


「お嬢様の中で私はどのような関係で?」


蓮樹先輩が……?


いや、それはサポーターさんであり、彼氏役で、あ!あとは、意地悪悪魔だね…!!


よしっ!


「意地悪悪魔さん!」


どうだっ!!


「そうですか。意地悪、ね。嬉しいですが、それ以上、ではないんですね」


それ以上?バイキンマンみたいな感じ?いや、それはさすがに言いすぎだから、悪魔で我慢してあげるよ…!


ん?今、『嬉しい』って言った……?


やっぱり、この前と言い、今回と言い、効果ないーーっ!?


それだけ言うと私に向かって歩いてきた。


止まることなく、歩いてくるから後ろに下がりながら蓮樹先輩を見上げる。


余裕そうに笑いながら相変わらず怪しげな瞳で私を見つめる。