「悪い…」
小さく呟き、俺の肩に置いてある茜の手を振りほどく。
そうした所為で必然的に離れていく茜の腕。
そして茜は俺から距離を置き、離れた。
茜に言われてようやく気付いたようなものだった。
「お前が初めてここに来た時、俺が言った答えと同じでそう言うの考えたくねぇの」
「…付き合ってる人、いるの?」
「居ない。でも、好きな奴はいる」
「もしかして、この前ここに来てた女の人?」
「そう。俺の中でそいつが居る限り誰も他に目を向けたくはないし、誰とも付き合う気もない」
「でも叶わないんでしょ?」
「…叶わない?」
逸らしていた視線を茜に向けると、茜は顔を顰めて俺を見つめる。
「あ、いや…ちょっとビックリしただけ」
「何に?」
「翔が想いを寄せてる人は翔の事が好きじゃないんだって、ちょっと驚いただけ」
「……」
「翔が一方的になる事なんて、まずないと思ってたから」
「……」
「翔が付き合おうって言ったら女は誰でも寄って来ると思ってたから」
その言葉で俺はフッと鼻で笑みを作った。
「俺を誰だと思ってんの?この一般人捕まえてどこの有名人と一緒にしてんだよ」
「だって、翔は有名でしょ?今でも…だから翔が好きだとかじゃないよ、私は」
「……」
「もう一度、戻りたいって思うだけ」
「ごめん、茜のその気持ちに答える事出来ねぇわ」
「……」
「俺のソイツに対しての好きの気持ちが消えない限り、誰の気持ちにも答えることが出来ない」
茜はそう言った俺の言葉に対して何も言わずに病室を出て行った。
茜が出て行ったあと、俺は寝転んで目を閉じる。
ほんと、まじでなんだよって感じになる。
茜に会って言われて、そこで漸く美咲に対しての気持ちが明確に分かったようなもんだった。
消そうとしてても実際には消えてなくて。
他の女を見ると何故か美咲が頭の中を過る。
ほんと、めんどくせぇわ…
小さく呟き、俺の肩に置いてある茜の手を振りほどく。
そうした所為で必然的に離れていく茜の腕。
そして茜は俺から距離を置き、離れた。
茜に言われてようやく気付いたようなものだった。
「お前が初めてここに来た時、俺が言った答えと同じでそう言うの考えたくねぇの」
「…付き合ってる人、いるの?」
「居ない。でも、好きな奴はいる」
「もしかして、この前ここに来てた女の人?」
「そう。俺の中でそいつが居る限り誰も他に目を向けたくはないし、誰とも付き合う気もない」
「でも叶わないんでしょ?」
「…叶わない?」
逸らしていた視線を茜に向けると、茜は顔を顰めて俺を見つめる。
「あ、いや…ちょっとビックリしただけ」
「何に?」
「翔が想いを寄せてる人は翔の事が好きじゃないんだって、ちょっと驚いただけ」
「……」
「翔が一方的になる事なんて、まずないと思ってたから」
「……」
「翔が付き合おうって言ったら女は誰でも寄って来ると思ってたから」
その言葉で俺はフッと鼻で笑みを作った。
「俺を誰だと思ってんの?この一般人捕まえてどこの有名人と一緒にしてんだよ」
「だって、翔は有名でしょ?今でも…だから翔が好きだとかじゃないよ、私は」
「……」
「もう一度、戻りたいって思うだけ」
「ごめん、茜のその気持ちに答える事出来ねぇわ」
「……」
「俺のソイツに対しての好きの気持ちが消えない限り、誰の気持ちにも答えることが出来ない」
茜はそう言った俺の言葉に対して何も言わずに病室を出て行った。
茜が出て行ったあと、俺は寝転んで目を閉じる。
ほんと、まじでなんだよって感じになる。
茜に会って言われて、そこで漸く美咲に対しての気持ちが明確に分かったようなもんだった。
消そうとしてても実際には消えてなくて。
他の女を見ると何故か美咲が頭の中を過る。
ほんと、めんどくせぇわ…



