ここ数日間、何も考えないようにと過ごしていた。
何も考えない様にする為には、パソコンで仕事をするか寝るかの2択しかなかった。
結局5年前と同じだった。
考える事、思い出すことがしんどい。
目を瞑っているとコンコンと小さなノックの音に「はい」と返す。
足音が近づくとともに目を開けると、悲しそうにする顔が俺の視界に入った。
その横には諒也がいて、香恋の頭を撫でていた。
あー…そっか。
とうとう諒也の耳にも伝わったのか。
ま、そりゃそうか。
あんだけ知れ渡ってりゃそうなるわな。
「…香恋、久しぶりだな」
「うん」
「来てくれたの?」
「うん。…翔くん、痛いの?」
香恋が泣きそうな顔で俺を見上げ、俺の隣に来て手を握った。
その可愛い手に頬を緩め俺は香恋の手を握りしめた。
「痛くないよ」
「どうしてここにいるの?」
「うーん…ちょっとお休みしてるの」
「お休み?」
「うん」
「しんどい?」
「ううん、大丈夫」
そっと微笑んで香恋の頭を撫でるも香恋は悲しそうな顔でベッドに顔を伏せた。
「翔さん、ごめん。こんな所に香恋連れてきて」
「なんかあった?」
「なんかあったって、それは俺が聞きたいっす」
「まー…そうなるか」
未だベッドに俯いて顔を伏せている香恋の頭を撫ぜながら俺は苦笑いをする。
「翔さん、…美咲となんかあった?」
「うん?なんで?」
「前回の入院の事で美咲怒ってただろ?その日からなんかあったのかなって」
「……」
「翔さんが入院してる事、昨日の夜、葵に言った。その時、香恋も居たから…」
「あー、そか」
「翔くんに会いたい、会いたいってうっせぇから」
「そか。香恋、ありがとうな来てくれて」
「…うん」
「どした香恋?」
「香恋もここに居る」
小さな手で目を擦った香恋は再びベッドに顔を伏せると、諒也が困った様に息を吐き捨てた。
何も考えない様にする為には、パソコンで仕事をするか寝るかの2択しかなかった。
結局5年前と同じだった。
考える事、思い出すことがしんどい。
目を瞑っているとコンコンと小さなノックの音に「はい」と返す。
足音が近づくとともに目を開けると、悲しそうにする顔が俺の視界に入った。
その横には諒也がいて、香恋の頭を撫でていた。
あー…そっか。
とうとう諒也の耳にも伝わったのか。
ま、そりゃそうか。
あんだけ知れ渡ってりゃそうなるわな。
「…香恋、久しぶりだな」
「うん」
「来てくれたの?」
「うん。…翔くん、痛いの?」
香恋が泣きそうな顔で俺を見上げ、俺の隣に来て手を握った。
その可愛い手に頬を緩め俺は香恋の手を握りしめた。
「痛くないよ」
「どうしてここにいるの?」
「うーん…ちょっとお休みしてるの」
「お休み?」
「うん」
「しんどい?」
「ううん、大丈夫」
そっと微笑んで香恋の頭を撫でるも香恋は悲しそうな顔でベッドに顔を伏せた。
「翔さん、ごめん。こんな所に香恋連れてきて」
「なんかあった?」
「なんかあったって、それは俺が聞きたいっす」
「まー…そうなるか」
未だベッドに俯いて顔を伏せている香恋の頭を撫ぜながら俺は苦笑いをする。
「翔さん、…美咲となんかあった?」
「うん?なんで?」
「前回の入院の事で美咲怒ってただろ?その日からなんかあったのかなって」
「……」
「翔さんが入院してる事、昨日の夜、葵に言った。その時、香恋も居たから…」
「あー、そか」
「翔くんに会いたい、会いたいってうっせぇから」
「そか。香恋、ありがとうな来てくれて」
「…うん」
「どした香恋?」
「香恋もここに居る」
小さな手で目を擦った香恋は再びベッドに顔を伏せると、諒也が困った様に息を吐き捨てた。



