俺もここまで強いとは思わなかった。
ホスト時代は仕事と割り切って飲んでいた酒。
もう戻ってこないと誓われたみたいに美咲に渡していたスペアキーがポストに入っていた。
美咲から別れを告げられてもう1週間と少し。
気づけば、新しい年を越していた。
あれから自分にでもわかるくらい増えた酒の量。
飲んでないと毎日がやってられなく、そして何も考えたくない。
と言うか、酒で少しでも美咲の事を忘れたいのに全く何も忘れる事すら出来なかった。
「翔さん、まじでやめた方がいいっす」
不意に聞こえた声。
Barの片隅で飲んでいる俺の隣に彩斗が腰を下ろした。
「あ?なに?」
「何じゃねぇっすよ」
「お前、仕事は?」
「今日は休みっすよ。最近、翔さんがずっと飲んでるって言う噂聞いたから探したんすよ」
「また噂かよ」
そう呟いて嘲笑的に笑った。
「嘘じゃねぇ噂っすよ。新年早々こんな飲んでたらこの先いいことないっすよ?」
「は?もうむしろなんもねぇわ」
「なんかあったんすか?はいはい、もうその辺にしたほうがいいっすよ」
グラスを口に運ぼうとする手を彩斗に止められる。
「まぁ、お前も飲めよ」
「ウイスキーはいいっす」
「じゃあビールにする?」
そう言った俺に彩人は一息吐き、その表情に俺はクスリと笑った。
「なに、お前…」
そう言ってタバコを咥えて火を点ける。
「何って、俺が何って言いたいっすよ」
「そんな言わる事なんもしてねぇけど」
「いや、普通に飲みすぎっしょ?」
「飲んでねぇよ。あの頃より飲む量多くねぇし」
「飲む量少なくても酒の度数は物凄い高いっすけどね。ほんと酔わないっすね」
「酔いたくても酔わねぇの」
「え、なに?酔ってどーすんすか?」
酔って美咲を忘れる事しかなんもねぇだろ。
そのほかに酔う理由がない。
ホスト時代は仕事と割り切って飲んでいた酒。
もう戻ってこないと誓われたみたいに美咲に渡していたスペアキーがポストに入っていた。
美咲から別れを告げられてもう1週間と少し。
気づけば、新しい年を越していた。
あれから自分にでもわかるくらい増えた酒の量。
飲んでないと毎日がやってられなく、そして何も考えたくない。
と言うか、酒で少しでも美咲の事を忘れたいのに全く何も忘れる事すら出来なかった。
「翔さん、まじでやめた方がいいっす」
不意に聞こえた声。
Barの片隅で飲んでいる俺の隣に彩斗が腰を下ろした。
「あ?なに?」
「何じゃねぇっすよ」
「お前、仕事は?」
「今日は休みっすよ。最近、翔さんがずっと飲んでるって言う噂聞いたから探したんすよ」
「また噂かよ」
そう呟いて嘲笑的に笑った。
「嘘じゃねぇ噂っすよ。新年早々こんな飲んでたらこの先いいことないっすよ?」
「は?もうむしろなんもねぇわ」
「なんかあったんすか?はいはい、もうその辺にしたほうがいいっすよ」
グラスを口に運ぼうとする手を彩斗に止められる。
「まぁ、お前も飲めよ」
「ウイスキーはいいっす」
「じゃあビールにする?」
そう言った俺に彩人は一息吐き、その表情に俺はクスリと笑った。
「なに、お前…」
そう言ってタバコを咥えて火を点ける。
「何って、俺が何って言いたいっすよ」
「そんな言わる事なんもしてねぇけど」
「いや、普通に飲みすぎっしょ?」
「飲んでねぇよ。あの頃より飲む量多くねぇし」
「飲む量少なくても酒の度数は物凄い高いっすけどね。ほんと酔わないっすね」
「酔いたくても酔わねぇの」
「え、なに?酔ってどーすんすか?」
酔って美咲を忘れる事しかなんもねぇだろ。
そのほかに酔う理由がない。



